ピアノは捨て方に迷う楽器の1つです。他の小型の楽器と比較しても大型なので、気軽に処分できるものではありません。そこで、この記事ではピアノの捨て方6選について解説します。

併せて種類別の処分方法や費用相場も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ピアノの捨て方6選

まずはピアノの捨て方6選について見ていきましょう。

1.粗大ごみとして処分する

一部のピアノは粗大ごみとして処分することが可能です。アップライトピアノやグランドピアノなどは大きさや重さから処分を引き受けていない自治体がほとんどです。しかし、電子ピアノの場合は一部の自治体でのみ取り扱っていることがあるため、確認してみるとよいかもしれません。

まずは自治体に希望日を伝えて、インターネット経由で申し込みを行いましょう。その後、本体に手数料券を貼り付けて回収日に回収場所に運びます。電子ピアノであれば、この方法で処分が可能です。

2.業者に回収してもらう

不用品回収業者によっては、電子ピアノだけでなくアップライトピアノやグランドピアノも回収してくれる場合があります。ピアノの回収に定評がある業者であれば、安心して任せることが可能です。

ただし、不用品回収業者によっては不法投棄するような悪徳業者もあるため、口コミやレビューを参考にしながらじっくりと比較検討しましょう。

3.業者に売却する

ピアノ買取業者によっては、現金で買い取ってくれる可能性があります。査定額は業者によって変わるものの、ピアノの状態次第では数万円～数十万円での売却も可能です。

出張買取に対応している業者であれば無理なく処分できるので、買取に定評のある業者を中心に選びましょう。

4.中古で出品する

最近はオークションサイトやフリマアプリで個人間売買が可能です。もちろん、ピアノなどの楽器も売れるため、中古で出品するのも良いでしょう。出品の手間だけでなく発送などの面倒もありますが、専門サイトや専門アプリでは購入したユーザーに運搬費用を負担してもらえる場合もあるので、比較的費用も抑えられます。

5.知り合いに譲る

もし処分も回収も売却も出品も難しそうな場合は、知り合いに譲るのも手立てとしてはありでしょう。ピアノを買いたくても買えない人に譲るのは、有効な選択肢の1つと言えます。

6.寄付する

「単に処分するのがもったいない」「誰かの役に立ちたい」ということなら寄付するのも良いかもしれません。介護施設や幼稚園などではピアノを必要としているところもいくつかあるので、選択肢の1つとして考えておきましょう。

ピアノの種類別の処分方法

ここからはピアノの種類別の処分方法について見ていきましょう。

アップライトピアノ

アップライトピアノは重量200kg～250kgほどあるピアノで、自治体で回収しているところはほとんどありません。そのため、不用品回収業者やピアノ買取業者に依頼するのが賢明です。

グランドピアノ

グランドピアノも重量300kg～350kgほどあるピアノで、自治体ではほぼ処分に対応していません。そのため、同じく不用品回収業者やピアノ買取業者に依頼するのが無難ではないでしょうか。

電子ピアノ

電子ピアノは唯一自治体でも引き取ってくれる可能性のあるピアノです。ただし、地域によっては取り扱っていない自治体もあるため、詳しくはホームページもしくは問い合わせから確認するのが良いと思います。

本体も数十kgで運搬しやすいので、オークションサイトやフリマアプリに出品しても良いかもしれません。

ピアノの処分の費用相場

ピアノの処分費用は種類によって変わり、自治体で処分できる電子ピアノは1,000円～3,000円ほどで手放せます。アップライトピアノやグランドピアノは業者に依頼すると2万円～5万円ほどかかるのが一般的です。

ただし、「ピアノ処分.com」など一部の業者では「査定無料」「引取り・運搬費用無料」で対応しているところもあります。売却が可能な業者であれば査定額を現金で受け取れるので、現金化したい方にも最適です。

まずはピアノの状況に合った方法で処分しましょう。

まとめ

ピアノの処分は電子ピアノであれば自治体でも引き受けてくれるところがありますが、アップライトピアノやグランドピアノとなると拒否されることもあります。そのため、処分方法についてはあらかじめ調べておくことが重要です。

この記事ではそんなピアノの処分方法について解説しました。もしピアノの処分に困っている場合は自治体での処分だけでなく、不用品回収業者やピアノ買取業者もぜひ活用してみてください。